はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
ハロコンが北海道に来る!!!
ずっと在宅ヲタだった私が、初めてハロプロ現場に行くために勇気を出しました。
記念すべき日、2013/8/31(土)
開催場所は札幌の今はなきニトリ文化ホールです。
2013年の夏以降、ハロプロの地方行脚時代が始まりました。
この年からナルチカ等の各グループの単独ライブが北海道でも行われるようになりました。
奇跡的に手に入れたチケット
当時はファンクラブに入っていませんでした。
チケットの買い方がよく分からず、何とか調べてチケットぴあの一般発売で買おうとしたら販売終了で買えませんでした。
その後あきらめず販売終了のぴあのサイトを確認し続けていたら、
復活した1枚を買うことができました。
私がチケットを買った後は再び販売終了となりました。
チケット発券、遠征計画も初めてのことばかり
チケットのコンビニ発券というのも初めてで不安でしたが何とかできました。
当時は発券する番号を自分で読み上げてコンビニ店員に伝えていました。
札幌までの交通手段は高速バスです。
高速バスは乗り方が分かっていたのですが、21:00が最後の便です。
公演終了時間が読めず、最後の便に乗れるか分からなかったのでネットカフェ宿泊を決断しました。
ネットカフェも初めてです。
JRで帰ればもっと遅い時間の便もあったようですが、電車の乗り方が分からなかったので最初から検討の対象外でした。
引きこもりの在宅ヲタにとっては、どれもこれも大仕事です。
ハロプロ現場デビュー
遂に札幌ハロコン当日です。
ニトリ文化ホールのロビーに入場すると最初に目に入ったのは、当時研修生だった浜浦彩乃さんと田口夏実さんでした。
2階でぴょんぴょん跳ねながら入場する人に手を振っていました。
初めて生でハロメンを見た!!!
「スゲー本物だー」
いたく感動しました。
当時はロビー活動という、研修生がハロコン会場のロビーでグッズ販売の手伝いを行っていました。
グッズは買いませんでしたが、他のヲタに紛れて私も研修生に群がっていました。
人生初のコンサート
奇跡的に手にしたチケットはニトリ文化ホールの2階席、最後尾です。
ステージはかなり遠いので野鳥するための双眼鏡を買って持っていきました。
野鳥とは双眼鏡でステージを見ることです。
有名な「愛勝タイム」も初体験です。
開演前、スクリーンにKANの「愛は勝つ」のCMが流れてきて、
「おぉ、とうとうハロプロ現場に来たんだ!」と実感しました。
最初、田﨑あさひさんのオープニングアクトがありました。
田﨑さんは当時、ハロコンのオープニングアクトで話題になってましたね。
本編では初めて生で見るハロメンが続々登場。
でも肉眼では豆粒のように小さい。
スクリーンを見たり双眼鏡で見たり肉眼で見たりで忙しい。
正直に言うと本編の記憶はあまりないです。
でも今までにないくらい興奮して熱く盛り上がりました。
知らなかった自分に出会いました。
生きがいができた
この日以降、ハロプロの現場に行くことが私の生存理由になりました。
ただ働いて惰性で生きていた日々が変わったのです。
ハロプロが私の成長の原動力です。
今もハロプロによって多くのことを学んでいます。
初めてハロプロ現場に行ったあの日。
私の人生が大きく変わった一日でした。